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村上春樹氏の原発批判スピーチについて

「1Q84」などの作品で有名な作家の村上春樹氏がスペインの「カタルーニャ国際賞」授賞式でのスピーチで福島原発の事故などにも触れています。

我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。


【村上春樹】カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文[47NEWS]


被爆国である日本は原子力発電を拒否すべきである

これは私のあまり好きじゃない(=大嫌いな)論理なんですよね。

もうハッキリとは覚えていないのだけれど、私が中学生か高校生かそこらだったとき、市民団体か何かの人の意見として、

ドイツはホロコーストを反省して脱原発に向かおうとしている。(ドイツ人は偉い!)
(一方、日本は、侵略戦争を反省することもなく、原発推進に突き進んでいる…)


というようなのが新聞に載っていて、
原子力少年だった私は「なんでこんな意見が堂々と新聞に載るんだ。訳わからん」憤ったことがあります。
(その記事をスクラップしておかなかったことをいまだに後悔している)

やっぱり核の問題と戦争の問題はなかなか切り離せないようで、

村上春樹氏のスピーチにも原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉が出てきます。

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」



大江健三郎氏も3.11後にこう発言したとか。

「広島の犠牲者の記憶を裏切ってはならない」



でも原子力=核のエネルギーを平和的に使用していくこと、が広島や長崎や人を裏切ることになるのか…

そこが、私にはどうしても納得できないのです。私がバカだからでしょうか。

「核」の惨禍を身をもって体験した唯一の被爆国だからこそ、“平和”のために“安全”に使うのだという強い決意を持って「核=原子力」と向き合える……

という風にだって考えられる(られた)のではないでしょうか。
(死者を出したJCOの臨界事故もありましたし、福島第一の事故もあった今となっては、弱っちい主張でしかないですけどね)

それでもやっぱり

原子力(核エネルギー)は忌まわしい悪魔の技術ですか?

それは、最初の実用が原子爆弾という戦争のための道具だったという、出自が汚らわしいからですか?

じゃあ、今皆さんが使っているインターネットはどうですか?

インターネットは、核攻撃を受けても沈黙しない(確実に報復核攻撃を行うため)ネットワークの開発に端を発しています。

宇宙開発は?

ロケットだって、安全圏から遠くの敵の頭上に爆薬(後に核弾頭)を運搬する手段を得ることが技術開発の大きな動機でした。

あらゆる科学・技術には、光の面と陰の面があるでしょう。

“これは正しい科学”、“あれは悪の技術”なんてことが誰に言えるでしょうか。

科学も技術も結局は使う人間次第だと思うのですよ。

正しく安全に使うことが出来なかった、そうするための努力、注意を怠ったことが悪かったのであって、
「原子力」=「核」を使うこと自体が悪かったとは、私は思いません。

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Mr.Atomiclove

Author:Mr.Atomiclove
核・原子力と科学全般とちょっとミリタリーが好きな理系くずれ。
職業は一応半導体関連のエンジニアやってますが、理工系の道を選んだことを深く後悔しています。

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