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国民投票で脱原発を決めた? イタリアのこと

一ヶ月も前の話になってしまうのですが、6月12~13日、イタリアで原発の是非を問う国民投票がありました。

イタリア国民投票:脱原発を継続 再開反対9割超

 【ローマ藤原章生】イタリアで2日間にわたり行われた原子力発電再開の是非などを問う国民投票は13日午後3時(日本時間同日午後10時)に締め切られ、成立条件の過半数を上回る約56.99%の投票率に達し成立した。国内投票分100%の開票で原発反対票が94.53%となり、同国の原発建設は将来的にも不可能になった。福島第1原発事故後、国民投票で反原発の立場を鮮明にしたのは世界初。原発を推進してきたベルルスコーニ首相は投票締め切り前、「原発にさよならと言わねばならない」と語り、敗北を認めた。

毎日新聞 2011年6月13日 21時29分(最終更新 6月14日 1時30分)




イタリア国民は圧倒的多数をもって脱原発を決めたことが、我が国のメディアでも大きく報道されました。
実に95%の人が脱原発に賛成票を投じたことになっています。

しかし、この見方は少々大事なポイントを見過ごしていると思います。

というのも、イタリアはすでに国内に稼動中の原発はひとつもなく、そもそも脱原発を達成していた国だからです。(1987年に国内4箇所の全原発を閉鎖した;チェルノブイリ原発事故の影響)

それでイタリアは、電気代が高くなったり、電力が不足したり(たびたび大停電が発生)、などに苦しみ、その対策として、ベルルスコーニ政権は原発の新規導入を打ち出しました。

つまり、先の国民投票は、“一旦は全廃した原発をもう一度導入するか否か”を問うものでした。

まだ国内に稼動中の原発を多数抱えるドイツ(17基)や日本(54基)とも事情が異なります。
イタリアの原発再開については、そもそもハードルが高かったものが、福島の事故があってさらにグンと高くなったということだと思います。

あと、

日本は電気の自給率100%で他国から輸入することはありません(送電線が繋がってないのでしたくてもできません)が、ヨーロッパはそうではありません。EU域内で電気の取り引きがあります。

脱原発へ進むこととなったイタリアもドイツも、原子力を完全に拒否しているわけではなく、お隣りの原発大国フランスから輸入する電力に依存しているという事実も頭に入れておくべきだと思います。

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Mr.Atomiclove

Author:Mr.Atomiclove
核・原子力と科学全般とちょっとミリタリーが好きな理系くずれ。
職業は一応半導体関連のエンジニアやってますが、理工系の道を選んだことを深く後悔しています。

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