FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原子力機構「ITER」用の計測レーザー装置の開発に成功

福島の原発事故以来、重苦しいニュースばかりだった原子力関連ですが、久しぶりに未来に希望が持てそうなニュースに接しました。

http://journal.mycom.co.jp/news/2012/03/29/110/index.html



核融合発電……

本当の意味で地上に太陽をつくる試みです。

いまの原子力発電が原子爆弾なら(核分裂反応を利用)、核融合発電は水素爆弾(核融合反応を利用)ということになるので、反原子力勢力からは、「やっぱりけしからん」と言われそうですが。

核融合発電では放射能のゴミはほとんど出ません。

水素爆弾が大量の死の灰を生み出すのは、水素核融合に点火するために多数の原子爆弾のエネルギーを使っているからです。(熱核)

(純粋な核融合反応では、核分裂で問題となるような放射能を持ったゴミは原理的に出ません。
 炉の材料の放射化などで多少は出ますが、原発の使用済み核燃料に比べたら問題にならないレベルです)

このように核融合反応を起こすのには非常にたくさんのエネルギーを必要とします。しかし、いったん反応を起こした後、うまいこと反応を持続させることができれば、つぎ込んだ分よりもずっとずっと多いエネルギーをいくらでも取り出せるはずです。

(どこかで聞いたような話だって?核燃料サイクルとか…高速増殖炉とか… それらとはずいぶん毛色が違うのですが……)

継続的にエネルギーを取り出すために、核融合反応で発生する一億度のプラズマを、電磁石のお化けみたいな容器の中に長時間閉じ込めようと頑張っているのですが、技術的ハードルがべらぼうに高く、今は「1秒間の閉じ込めに成功!」とかで喜んでいる状況です。

私も大学で核融合のさわりは学びましたが、講義を担当していた教授が“アインシュタイン級の天才があと数人は出てこないとね……”なんてことを言っていました。

いつになったら実現できるか分からない核融合発電ですが、燃料はこの宇宙に(もちろん地球にも)いくらでも存在する水素ですから、これが実用化されたあかつきには、人類はもうエネルギーの獲得に未来永劫悩む必要はなくなるのです。


ITERがうまくいって核融合発電実用化の目処が立つのと、
40年とも50年とも言われる福島第一の廃炉が完了するのと、

どっちがはやいだろうか……

ふと、そんなことを考えてしまいました。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Mr.Atomiclove

Author:Mr.Atomiclove
核・原子力と科学全般とちょっとミリタリーが好きな理系くずれ。
職業は一応半導体関連のエンジニアやってますが、理工系の道を選んだことを深く後悔しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。