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SF作家の3.11観~『3.11の未来-日本・SF・想像力』






名だたるSF作家さん達が、今回の3.11の大震災、原発事故について語っている本です。
正直、知っている作家さんはそれほど多くなかったのですが、私atomicloveの大好きなアニメ・映画・監督の押井守氏(「機動警察パトレイバー」や「Ghost In The Shell」などで有名)の文章も載っているので、図書館で借りてきました。

残念ながら、ほんのちょっとしか読むことが出来ませんでした。
それでも、私の気持ちの幾ばくかを代弁してくれるかのような文章に出会いました。
SFという Science-科学を題材にした小説を生業にしている人たちなので、原発などの巨大技術を頭から否定している人が少ない(むしろそういうの大好き)せいかもしれません。

今回の福島原発事故は三発目の原爆だ。前の二発はアメリカに落とされ、今回はそうではないけれど・・・(中略)・・・
でも、二発の原爆の意味を考えなかったのと同じように、今回の三発目の原爆に関してもスルーするんだろう。炉心が冷えないことよりも、そのことの方が深刻。今のままだったら、いずれ第四、第五の原爆が落ちる。意外なところに意外なかたちでね。
でも僕に言わせれば、「だから原発やめようぜ」という話ではないんだよ。「原発をちゃんと扱えるようになろうぜ」というのが正しいのであって。・・・(以下略)・・・
-あえて、十字架を背負う/押井守



政府や東電への批判はとても強い。私の認識では、反省すべきは3.11以前の安全対策であって、事故後の対応は及第点だ。悪い情報が後から出てくるのは、隠蔽というより、不確かなことを言わない判断があるからだろう。・・・(中略)・・・
原発事故で勢いづいた反原発グループは「福島はもうだめだ、すぐに脱出しろ、子供を殺す気か」などと叫んで現地の人々を苦しめている。だいたいにおいて義憤は周囲の迷惑にしかならない。私は原発推進派ではないが、こんなに頭に血が上ったような反原発運動がなければ、もっと安全な原発が作れたと思う。原発はいずれなくす方向で双方の意見は一致しているのだから、放射能への嫌悪をまきちらす時ではない。
-原発事故、ネットの混沌とロバストな文明/野尻抱介



3月、4月頃、私がTV報道やネットの人々の反応を見て、もやもや悶々としていたのは、このような事。
どうして自分からは、この手の言葉が出てこなかったのかと、ちょっぴり悲しいやら悔しいやら……

私にも、想起される感情を、過不足なく、誰にでもわかる文章で書ける能力が欲しいところです。





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Mr.Atomiclove

Author:Mr.Atomiclove
核・原子力と科学全般とちょっとミリタリーが好きな理系くずれ。
職業は一応半導体関連のエンジニアやってますが、理工系の道を選んだことを深く後悔しています。

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